Posted 5月 1st, 2012 by fukahori
今回は前回ご紹介したプチフレールクレール教室です。気軽にトライできる身近な小物づくりが始まりました。
―とは言え、奥深いフレールクレールの世界は、小さな花びらひとつにも表れます。
小花モチーフは花びらをカットする作業から。寒冷紗を小さい花びらの形に切りそろえ、こてを使って熱を加えます。花びらの開き方を内向きにしたり外向きにしたりすることでモチーフの個性、表情を作っていきます。
求められるのは細かい指先を使った丁寧な仕上げ。ひとつのモチーフの中に小さな小さな物語を描くように魂を入れ込んでいく作業です。現在教室に通われている生徒さんは長年通っていらっしゃる方がほとんどです。手馴れている方がほとんどですが、作品ごとに難しい部分があったりコツがあったり、葉の重ね方、パーツの特徴が違ったりするので長年の勘だけでは動けない部分も多いのです。講師の動きをしっかり見て、メモを取りながらもどうしてもその人のクセや手の感覚が現れます。その人らしさが現れる作品は、まさに生み出されるもの。
そのときのその人の持つ感性、生きざまが魂を持って生まれていきます。
この季節、本当に自然の息遣いが身近に感じられますね。庭先を彩る赤、黄、ピンク、白などの花々。新芽の美しい緑。さわやかな風の息遣い。大地を濡らす雨。自然の世界の織り成す素晴らしさを受け取りながら、形を再現する。五感で感じとりイメージし、色を選ぶ。色を重ね、花びらや茎、がく、茎、葉を形作る。
フレールクレールの作品が生まれるとき、そこには貴重な時間と自分の持つ力が必要です。イメージ力、再現力、表現力、感性。
手先の器用な人でもさらに奥深い細やかな表現力と技術が求められます。
作り出す過程は決して楽なものではありませんがその過程で見つかるあなたらしさと、完成した時に味わう達成感を求めて、一度この世界に踏み込んでみてはいかがでしょうか?
Posted 4月 16th, 2012 by fukahori
生徒さんたちは、あやめのデザイン総仕上げに入っていますが、こちらでは次回取り組む、小物(講師作)の作品を紹介します。今までの作品を作ってきた中で余った色の寒冷紗を用います。生花を模倣した大作も素敵ですが、シンプルでかわいらしい小物の世界もとっても素敵ですよ!



フレールクレールの作品はどれも、細かい部分にルールがあります。寒冷紗の重ね方、重ねた時に生じるズレを生かした動きの見せ方、カットの仕方など。ルールやポイントをしっかりつかめば、インテリアとしてだけでなく日常のあらゆるシーンに応用ができる優れものに変身♪
普段のお洋服やバッグ、小物と合わせて楽しいコーディネイトもできます。


次回の教室で皆さんが取り組むのは、小モチーフ。手のひらにちょこんと乗るような、桜の花くらいの大きさの小花やイヤリングにぴったりの大きさのモチーフを作ります。色の法則を考えながら寒冷紗を重ねて、八重・カメリア(椿の花びら)・・・と花びらの重なりをアレンジ。花びらを外向きにしたり内向きにしたりすることでぐっと出来上がりが違ってきます。色味も地味な色合いであってもほかのコーディネイトと合わせたり小さいモチーフをいくつか重ねることで華やかさが出たり・・・。アレンジ次第で無限にかわいらしさが広がります。
携帯ストラップ、キーホルダー、イヤリング、飾りボタン、ブローチなどお好きなようにアレンジして日常生活にフレールクレールを取り入れてみませんか?
Posted 3月 30th, 2012 by fukahori
春の足音がしっかりと聞こえる季節になりましたね。本日は前回製作した、ブルースターの作品(生徒さん作)をご紹介します。

太陽の光を受けながら、小さく可憐に佇む野の花をイメージ。生き生きとした茎の伸びやブルー、グリーンをベースに作られた花びら、つぼみの動き。
こじんまりとしたブルースターのかわいらしい雰囲気が、お部屋に和みの空間を創り出します。
さて、教室では引き続きあやめの製作が続いています。人差し指と親指を緻密に動かしながら、あやめの苞を作っていきます。
苞とは、花びらを包む葉の部分。花開くその時まで柔らかにつぼみを包む重要な部分です。手のひらで大切なものを包み込むように、やさしくそっと寄り添う「苞」を表現するために息の長い作業が続きます。

Posted 3月 12th, 2012 by fukahori

春の気配がちらほらと感じられる今日この頃ですが、本日は寒の戻り。冷たい風が街を駆け抜けています。長与の教室ではあやめの花のパーツ作りが真剣に行われていました。
フレールクレールの花作りに欠かせないこちらのアイテム。ボンドとフローラテープ。こてやハサミ、ワイヤーも欠かせません。ボンドは強度に合わせてハード、ソフト、普通の強度と使いわけます。こても、花や葉、茎の膨らみや伸び方向を定めたり、自然な動きを出すためにこて先にも種類があります。フローラテープは生花をアレンジするときと同様に固定したり、仮止めしたりする際に必要です。ワイヤーは号数があり、花びらの反り返りや茎、葉の葉脈など至る所に使われています。

本日は、あやめのパーツを組み立てて一組の花に完成させることが目標。あやめの花を観察していくと、縦にスッと伸びる葉が印象的。日本の和を象徴したような、まっすぐで、天に伸びる美しい葉の形が特長です。また、花びらも横に沿うというよりは下のほうにしだれ落ちるといった表現が重要。
花びらの描く幻想的な模様や、黄色のアクセント、花びらが交差しながら立体をなしひらひらと儚げで可憐な表情をしていること、芯はしっかりと上を向いてまっすぐに立っていること、つぼみはまだ硬いものはしっかりと結ばせ、今にも咲きそうなつぼみはふんわりと表現する・・・といった写実的なイメージを自分の頭の中に描きながら指先で表現していきます。
花びらを重ねて、一つの花を作り上げるとき、少しでも芯がずれていると全体のバランスが崩れてしまうので、とても神経を使う繊細な作業が続きます。またこてを使って花びらを丸め、反り返りを計算しながら花弁の動きを出します。
頭で描くイメージを指先に込めながら花への愛情を注ぎます。
ところで、3月といえば桃の節句ですね。今年の3月はあやめを作成中ですが、今までには桜、桃の花、菜の花などを皆さんで製作しました。春になるとたくさんの美しい花々が私たちの目を楽しませてくれますね。最後はブルーチューリップ(講師作)でお楽しみください。

Posted 2月 27th, 2012 by fukahori

フレールクレール長崎長与教室では、あやめの製作に取り掛かりはじめました。あやめ、菖蒲、杜若(かきつばた)。どれもアヤメ科アヤメ属のお花ですが咲く場所によって微妙に形や大きさ、色が異なるようです。今回製作する「あやめ」は、土手や道脇を彩る可憐な花で、一番身近に感じられるお花。葉や茎はまっすぐ縦方向に、花びらはひらひらと儚げに、横のラインに沿うイメージです。
あやめの花言葉は『吉報』。うれしい便り、愛、あなたを大切にします・・・。フランスではアイリスと呼ばれ世界中で愛される花です。完成は春になるのでちょうど本物のあやめが顔を出し始めるころ、生徒さんたちのご自宅やお好きなギャラリーをにぎわせることでしょう。
あやめをよく観察すると花弁に網目上の模様が見られます。これは実は昆虫たちを呼び寄せるための模様なんです。教室ではこの網目状の模様も細かく再現。布と布を重ね合わせ、可憐なその模様を創り出します。はさみを使って細かい模様を丁寧に作り、コテで貼り付けて行きます。
フレールクレールの製作で重要なことは、茎の位置、模様の意味、花びらの反り返り・・・などそれぞれに意味があることをきちんと理解しながら作業を行うこと。それがわかってくると自然に手の動きがスムーズになり、花の一番美しい状態を再現することができます。実際は、茎が太くなってしまったり、葉の自然な丸みがペタンとつぶれてしまったり、作業のひとつひとつを丁寧に行うことが重要です。
自己流や自分の感覚だけで進めてしまうと、作り手の個性が目立ってしまい本来の美しさが失われてしまいます。本物の花をじっくりと観察したり、プロの先生の作品を観察したり、日ごろから感性を磨くことが大切です。
まずは自分が好きな花を見つけて、その花言葉や原産地、育て方を観察するのもおすすめです。花の美しさを改めて知ることができ、フレールクレールの世界がぐっと近づきますよ。
Posted 2月 22nd, 2012 by fukahori

ブライダルシーンを華やかに彩る、ローズブーケを作成しました。
作成期間は約10日間。ローズの艶やかさを小花の可憐さで引き立てています。花弁をプックリと柔らかく表現する作業が難しかったです。

普段使いでは、小物と合わせてリビングや玄関などちょっとしたスペースに置いて。
Posted 1月 31st, 2012 by fukahori
本日は冬の厳しい寒さが一休み。風は冷たいけれどぽかぽかの陽射しに恵まれた好天となりました。
前回に引き続き、本日もブルースターの製作です。前回細かい作業が難しく、ご自宅での宿題が皆さん思うように進まなかったということで、前回のおさらいをしながらの作業となりました。

今回製作中のブルースター、上記の7色の色を重ねてそれぞれのパーツを作ります。
花びらになる部分、つぼみの部分、がくの部分、葉の部分それぞれに二つの色の寒冷紗を組み合わせて重ね、手やコテを使いながら細かく丸みや柔らかさ、曲線を表現していきます。
今回は教室に参加されている生徒さんに、
フレールクレールの魅力についてお聞きしました。
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この教室でひとつの作品を作り上げるまでの工程はとても地道で根気の要る作業です。集中力と指先の動きを少しずつ調整しながら微妙な形を作っていく作業はとてもとても大変で労力が掛かかります。そうしてたくさんの苦労の末、ようやくひとつのパーツが出来上がります。そしてそれをいくつも重ねて、集大成となり、完成したときの達成感はなんとも言えないです。ひとつの作品が完成したときは誰かに見てもらいたいもの。完成すると知り合いの歯科や電気やさんに置いて、いろんな人に見に来てもらいたいと思います。作品に込める想いは生花や植物を愛でる気持ちと変わりません。
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生徒さんたちは一人ひとり様々な想いを形にしていきます。その歩幅はそれぞれ。パーツが完成し、デザインに入り、完成させるまで、生花を愛でるようにビジョンを描きながら作業は続きます。
フレールクレールの花づくりは、自然の美しさを人の手を通して、透きとおるような繊細な寒冷紗で再現していく作業です。その一つひとつは緻密で、根気の要る作業ですが完成の日を夢みながら1歩1歩進む楽しみがここにはあります。
Posted 1月 9th, 2012 by fukahori
新年あけましておめでとうございます。
今年もフレールクレール長崎教室 紫陽花をどうぞよろしくお願いします。
さて、今年最初の課題は【ブルースター】。花束やブーケによく用いられる可愛らしいお花です。花言葉は『信じ合う心』。
今回は非常に細かい作業が要求されます。

ブルースターはブラジル・ウルグアイ原産の多年草で、淡い青色の小さな花です。時間が経つにつれ青が濃くなり、紫色に変化していきます。結婚式のサムシングブルーとしてよく用いられています。
小さい花をちょこんとかごもりにしたり、ワイヤーにのせたりしてインテリアとして楽しむことが出来ます。

では製作の様子です。
今回は約4時間ほどの製作時間です。花びら、花弁、がく、葉の部分、茎を丁寧に作ります。

花びら

めしべとおしべの部分にはあじさいペップというプラスティック製のパーツを使います。
指先より小さい部分なので集中力と緻密な動きが必要です。

葉の部分にまるみをつけ、葉脈を入れます。
ひとつひとつ丁寧に、まるで生命に命を吹き込むように創り上げていきます。こちらの作品は2月5日の教室で組み立てを行い完成です!
Posted 12月 7th, 2011 by fukahori
先日の「教室の様子」でもご紹介いたしましたが、お正月用の新作が出来上がりました。

お正月用の玄関に、リビングに華やかさをプラスします。
Posted 12月 4th, 2011 by fukahori
12月に入りました。

(お正月用フレールクレールに飾る小物たち。表情がとても可愛らしいです。)長与の教室では、お正月用のフレールクレール、カサブランカと南京ななかまどの総仕上げです。
ひとつ、ひとつの作業の積み重ねが、繊細で自然な柔かさと色合いを出します。皆さん、本日も作業に没頭です。
まずは、ななかまどの茎の部分です。

茎の太さもそれぞれ違います。

こちらは南京の実。若い実と熟した実で色が違います。
葉の部分も自然に近い形でよく育った大きい部分、小さい部分を細かに表現します。


カサブランカは、おしべ、めしべ、花びら、蕾、葉の丸み、茎など細部に渡り表現。花びらの開きや、蕾のふくらみに人の手が表す個性が見て取れます。
指先に神経を集中させて、丁寧に。時間と集中力、積み重ねた作業から生まれる美しい作品は、作り手の何よりの喜び。季節を味わいながら、じっくりと作品に向き合う時が、まさにフレールクレールの醍醐味かもしれません。
今回の作品はおよそ5ヶ月間に及ぶ製作時間。皆さん!お疲れ様でした。